Version Control プラグインが結構使えそう
- これは何?
- Git などのバージョン管理システムとは違い、Obsidian の Vault 内にてファイル単体のバージョン管理を行うことができるもの
- スナップショット取れていつでも戻せるから Hyper-V のチェックポイント戻しみたいな感じですごくいい
- Version Control の使い方
- 書いたら、サイドバーの Version History の+ボタンをクリックすると版数が上がって、バージョンのタイトルを入力することができるようになる
- 作ったときに、バージョンを重ねていけば差分の比較やブランチを切ることも可能になっていく
- 「このバージョンを使って別のノートを作る」という機能もある
- 特定のフォルダにバージョンから分岐したノートを作成することが可能
- 「このバージョンを使って別のノートを作る」という機能もある
- ブランチを切ることも可能
- ハンバーガーメニューから、main と表示されているところがあるので、新規ブランチの名前を入力して Enter
- ブランチを切り替えれば内容も切り替わる
- 今見た感じ、マージの概念が見当たらないのがちょっと残念感はある
- ハンバーガーメニューから、main と表示されているところがあるので、新規ブランチの名前を入力して Enter


- Obsidian Sync など、外部と同期する場合
- 初期設定では、履歴を管理するためのフォルダが隠しフォルダ(「.」でスタートするフォルダ名)のために、Obsidian Sync では同期されない
- 設定でフォルダ名を変更することにより、Obsidian Sync でもバージョン履歴を同期できる
- ただし隠しフォルダではなくなるのでファイルエクスプローラーとか検索では引っかかりやすくなる
- 設定の「除外フォルダ」に入れておくと、多少はひっかかりにくくなるはず
- 初期設定では、履歴を管理するためのフォルダが隠しフォルダ(「.」でスタートするフォルダ名)のために、Obsidian Sync では同期されない
- 使いどころ
- なんかの記事とか作品を書いてるときにガンガン版数を上げていくのは全然アリな気がする
- 本来の使い方はきっとこういう用途を想定されているはず
- あとは、意外と調べ物の資料とかでも行きつ戻りつが発生する場合は、バージョンを上げ下げしながら作れるから意外といいのかもしれない
- バージョン管理って「いつでも戻れるからとりあえず好きに書いてみるか」ができるので、文章をコネコネするときにモチベーションが維持されやすい
- VScode の小説向け拡張機能 novel-writer でおなじみの作家・藤井太洋氏が「小説にバージョン管理システムを使う利点で一番大きいのは、分岐よりもマージよりも、その時々の状態に名前をつけられることだよね。」とおっしゃっていて、まさしくそれが一番だと思った
- なんかの記事とか作品を書いてるときにガンガン版数を上げていくのは全然アリな気がする
- 注意点
- 初期設定だと、1ノートあたりにつき50バージョンまでになっているので、あまり版数を細かく上げすぎるとすぐに上限が来てしまう
- はじめから天井を上げておくか、過剰なバージョンコントロールをしない
- 途中のバージョンを消すとバージョン番号が飛ぶように見えるが、次のバージョンも同じバージョン数になってしまう
- たとえばV5とV7の間にあるV6を消したとして、次のバージョンを作成したらV7になる
- ちょっとわかりにくい仕様な気がする
- 初期設定だと、1ノートあたりにつき50バージョンまでになっているので、あまり版数を細かく上げすぎるとすぐに上限が来てしまう
- 正直なところ
- 共同編集機能とレビューコメント機能とマージ機能がないので、マジでバージョン管理だけ使いたかったらこのプラグインでいいと思う
- 原稿に対して推敲してセルフレビューするときはどうすればいいんだろうか
- review フォルダに別ノートとして切って、別ペインで確認するしかないかも
- 原稿に対して推敲してセルフレビューするときはどうすればいいんだろうか
- 文章においてバージョン管理をする目的とかに立ち返ると、どこまでバージョン管理でやっていくべきなんだろうという、スコープはすごく考えないといけないなと思う
- 共同編集機能とレビューコメント機能とマージ機能がないので、マジでバージョン管理だけ使いたかったらこのプラグインでいいと思う
- 導入方法
更新履歴
- 2025-10-11 初版
- 2025-10-12 Obsidian Sync 等での同期時の場合などについて修正