情報カードを今年の6月に一瞬使って放置して、また10月末から使い出したところ、なんだかんだ一ヶ月は使い続けられたので、せっかくだから現在の運用方法を書いておくことにする。
そもそも、記録の目的はなんじゃらほい
アイデアや得た知識をストックしておける場所が欲しい
知的生産がどうのこうのというよりは、貧乏性かつ、自分のアイデアや考え、興味の変遷を後から見返すのが好きだから。
ストックしたものを並べ替えて、組み合わせて思考を発散させたい
思考が発散しているとすごく楽しくない?私はすごく楽しい。単勝握った馬が抜群の手応えでコーナーを回ってきて、直線で突き抜けようとしてくるくらいの興奮が得られる。
デジタルじゃダメなの?
旧Twitterを始め、デジタル離れがしたかった
そういう意味では旧Twitterがストック場所として一番機能していたわけだが(いくつかアカウントを持ってはいるけど、そういうのを書き留めているものは限られていたし)、まあ近年ああいう感じの場所になっているし、内容がプラットフォームに寄ってしまうとちょっとやだなあという気持ちもあり。できればプライベートな感じで安心にストックして行ける場所が欲しいと考えるようになった。
あと単純に、スマホでメモする方式にすると書いてる途中に気が散りやすいし、アプリのアップデートに振り回されることもあっていやだった。
デジタルでは興奮を得られなかった
一覧や並べ替えの使い勝手が悪く、イマイチ思考が混ざる時の興奮を得られなかった。
デジタルだと一ページに分量が書けてしまい、その時点でいろんな考えやアイデアが混ざってしまっていたのかも。
そんな感じで使ってて考えを記録していくこと自体に集中して楽しめなかった。
使ってみたカード
全て5×3(75×125ミリ)サイズ。
コクヨ 情報カード5X3サイズ横型横罫100枚 品番:シカ-30
- 表が7ミリ?罫線、裏が方眼。カード右上部にボックス型のスペースあり。日付やナンバーを書く用?
- パイロットの染料インクが滲むので途中で使用をやめたが、顔料インクに変えたら滲まなくなった。
コレクト 情報カード 6mm罫(両面) 規格:5×3サイズ セクション 100枚 品番:C-532
- 表裏両面が罫線。タイトルを書くところが狭目なのがいい。
- 前述の染料インク滲まなかったのでここ一ヶ月メインで使っていたが、顔料インクに変えたところ滲みがきになるようになった。
- 厚みが一番ある。他の二種と比べて、100枚時には5ミリほど厚い。丈夫だが嵩張る。
LIFE(ライフ) 情報カード 5×3 横罫 品番:J857
- 表が7ミリ罫線。裏は無地。左側1/4くらいのところに縦線が引いてある。このサイズだと使い方がよーわからん。
- 染料、顔料インクともに滲まなかった唯一のカード。
在庫があるのでしばらく併用が続くが、最終的には厚みと入手しやすさの観点でコクヨをメインで使うことになりそう。
情報カードのいいところ
物理的に独立していて文脈に引きづられにくい。
もちろん、前に似たテーマでもカード書いたな、たいのはあるけれど、旧Twitterのアルゴリズムに影響されるようなことはない。
紙面のレイアウトを気にしなくていい。
これも一枚一枚カードとして独立していることの恩恵。ペンは何を使った?細かい書き方は?などなど、ノートだとどうしても一貫性を保たせたくなるのだけど、カードだと不思議と諦めがつく。綴じていないからだろうな。最悪カード数枚ぶんくらいなら書き直しも手間じゃないし、という安心感もあるのだろう。
スペースに限りがあるので書きすぎない。
どんなに詰め込んでも大した量はかけないし、たくさん書くのも疲れるからか自然といい感じの情報量になる。
これは使っているカードのサイズにもよるだろうね。
情報の統合、並び替えがしやすい。
似たようなテーマをストッカーから取り出して並べて、並べ替えたりグルーピングしてこねくり回して、みたいなことができる。多分萌え語り書いたカードをシャッフルしたリスト楽しい。黒い火花が散ると思う。
情報カードの良くないところ
コストがちょっと高い
通販で買うとして、大体100枚で350円くらい。現状二、三週間で100枚使っている。ロディアのメモ帳よりちょっと高い。測量野帳くらい?
コクヨのノートの方が遥かに安かったりはする。コクヨのノートすげえ。
場所をとる
この一ヶ月で使っていたコレクトのもので100枚の束が2.5センチ。一年52週として43センチちょっと?やば〜。しまう場所は考えないといけない。
検索性は悪い
なんとなく内容の属性で分けて、かつ似通ったテーマのものは固めてストックしているが、前述のように引っ張り出しては並べ替えて、ということがしたいので基本的にはバラバラ。
でも発散思考のためには、これくらい検索性が悪く、いちいち見なくてはならない、という状況の方が良いのかもという気持ちもある。とはいえこれがウン千枚になったらそうも言っていられないだろう。
失くしやすい
ちゃんとしてる人なら大丈夫だと思うけど、小さいし独立しているので、書いたあときちんと定位置入れないとすぐに見失う。粗忽な人間は、この一ヶ月で失くしたと思って書き直したが、後で見つかったカードが何枚もあった。
どうやって使ってる?
ざっくりルール
- 3回頭の中で反芻したことは書く。
- カードをけちって一枚のカードに詰め込まない。スペースは余った方が良い。
- 表に内容、裏は関連カードの情報。ナンバー振ってるのは現状書誌情報だけなんだけども。
- 書いたあとは内容に応じて分類してとりあえず置いておく(アイデア、知識、書誌情報、萌え語り、など)
持ち歩き
- よく使うカバン、よく作業する場所に筆記具とセットにして入れておく。持ち忘れようがないよう、いつでも書ける状態にする。
- 書誌情報や本からインスピレーションを得て書いたカードは、読み終わるまで栞がわりにして本とセットにしておく。紛失防止。ついでに紙付箋も一緒にしておくと便利なのでこの画像のようなのが一セットになる。
要検討項目ある?
保管場所
一般的なカードやノートとはサイズが違うから入れ物自体見つけにくい。
枚数が増えてくるとスペースもとるし、この辺は続いていったら考える必要がある。とはいえ向こう半年くらいは心配はなさそう。
見返しタイミング
今の所、類似テーマのカードの数が溜まってきた感覚があれば探し集めて、ということをしているが、本当は定期的にやった方がいいんだろうなとは思っている。何にとっていいのかはいまいちわからないが。
最後に
2026年春版が書けるくらい続くといいっすね!!